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人間五蔵説
 
 
人間は五つの体(鞘)を持っているとヨーガでは考えられています。 
これらの鞘の調子が乱れてしまうと、人間の体調が崩れて病氣が生じてくると考えられています。 
人間五蔵説 参考書籍-【魂の科学】
 


 
【食物鞘 / アンナマヤ・コーシャ】 -肉体次元
 
 最も氣付きの得易い肉体次元がこの鞘です。
原因があり結果があるわけですが、機能的異常を起こした時にそれを氣付かせる為に、
この食物鞘(肉体次元)に、痛みや苦しさなどの疾患として表れ、私たちに警告を発してくれるのです。
 
 アーサナは自己の意識化、内観を行うために肉体に刺激を与え、心に響かすのですが、
巷で流行っているエクササイズ的な(アーサナだけに意識をおいた)ヨーガでは、人間の一番外側の
食物鞘(肉体次元)だけに留まっていると言えます。 そして肉体を痛め壊す結果になっていきます。
 

【生氣鞘 / プラーナーマヤ・コーシャ】 -生氣次元
 
 生氣(プラーナ)から成る鞘。 
食物鞘にとどまる人には、ここから内側の鞘を知ることがありません。
呼吸の乱れ。 プラーナ・ヤーマ(呼吸を制御する)ことで、生氣鞘の状態を回復する。
 

【意思鞘 / マノーマヤ・コーシャ】-感情次元
 
 意思鞘の状態によって、思い通りの人間になる。
簡単に言い表すと、心の中に描いたものが生氣を質を変え、肉体次元へと物質的に表す。
好き嫌いの感情が生じる-愛着と憎悪。
全てのストレスの原因である、無智さ。(ADHI / アーディ)
 

【理智鞘 / ヴィジナーナマヤ・コーシャ】-潜在意識次元
 
 感情の記憶袋と呼ばれる潜在意識のこの鞘は、好き嫌いの感情を判断する場所です。
認知された感情はこの鞘に記憶・保管されています。(潜在意識)
心に背負っているものは早いところおろしなさい、無執着となりなさい、っというヨーガの教えは
この理智鞘の認知の仕方を上手にすることです。
人と比べた結果、自分は駄目だと認知した感情や思考は記憶され、意思鞘に働きかけます。
良い氣付きがあれば認知はすぐに変えられます。
簡単に言うと、認知の仕方を常にポジティブに「感謝の氣持ち」にしておくと、食物鞘(物質的)に結果が
現れるということです。 マーフィーの法則は、この鞘の認知の仕方を変える方法を分かり易く説明しています。
 

【歓喜鞘 / アーナンダマヤ・コーシャ】 -アートマン(真我)
 
 絶対的な神。 苦悩が存在しない。 全てにおいて健康な状態。
アートマンは動くことも、変化することもない絶対の存在。
全ての鞘を通過し経験し、束縛や執着から離れ歓喜鞘に辿り着き融合する。

 
 私たちが抱える多くの病氣や心身の不調のほとんどは心身症に分類され、ストレスが原因によって
 
引き起こされる事がほとんどだと立証されています。 現代医学ではストレスを、神経・内分泌系と
 
神経伝達系における不調和という肉体次元の問題として理解し、研究と治療を行っています。
 
しかしヨーガの立場では、激しい好き嫌いの思いが感情的な不調和を形成し、この不調和が生氣鞘
 
(プラーナーマヤ・コーシャ)中の生氣(プラーナ)の不調和を生じさせ、この不調和が今度は食物鞘
 
(アンナマヤ・コーシャ)に染み込んで行って、種々のストレス関連の疾患や危険を生じさせると考えています。
 
この事からもよく分かるように、私達は肉体次元(食物鞘)のみに癒しのアプローチを施したり、治療や
 
改善を試みることは不充分であるといえるのです。 
 
 他の言い方をすれば、肉体次元(食物鞘)に到達した疾患や痛みや苦悩といったものの根本は、
 
生氣鞘、意思鞘、理智鞘にあり、常にストレスにさらされています。 
 
ですから私たちはストレス下にあってどう共存してゆくかを身につけるべきなのです。 
 
私達の無智さ(意思鞘)を知り、認知の仕方(理智鞘)を変えていく氣づきを身につけるテクニックが
 
ヨーガ療法なのです。 
 
聖典バガバッド・ギーターはこう述べています。
 
静かな調和状態や内心からの歓喜の思いを楽しむ人たちは、内心に宿る完全なる智慧の光と統合し、
他の生類全てのために自分自身を捧げられるようになり、他の人々のために生きること自体を喜べるようになる
 
 こうした境地に達するためには、ヨーガにおける3つの重要な原理である、
 
肉体をリラックスさせ、
呼吸の速度を遅くさせ、
心の働きを静める
 
 
ようにさせる事が大切なのです。

 
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07/12/02
 

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